寝かせ玄米アンバサダー

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「からだ守るレシピ:”肝”をいたわるメニュー」 ~補血作用のある食材で、疲れ知らずのからだに~

皆さま、こんにちは^^
寝かせ玄米アンバサダーのmayuです。

今回は、薬膳コーディネーターとしての視点から、「薬膳」のおはなしをさせていただきます。

温かさも増してきて、初夏に近づいてきている今日この頃。
急に暑くなってきて、お身体などくずされていませんでしょうか。
春の時期は、冬に溜め込んだものを、発散する時期。
また、春の「陽の気」と共に、エネルギーも高ぶってくる時期でもあります。
春の旬のお野菜を見てみると、「デトックス・解毒を促してくれる」お野菜が多くあります。
旬のお野菜は、その時期のからだに合った栄養素を持っています。
春のこの時期、「デトックス・解毒」の作用が強くなると、「デトックス・解毒」を担う、”肝”が一気に働き出し、弱る傾向にあります。
“肝”は、血液貯蔵や調整をしてくれている臓器でもあります。
「”肝”の機能が弱まる=血液貯蔵が上手くいかなくなる、調整が効かなくなる」と、

下記のような症状が現れやすくなります。

・貧血、たちくらみ
・お肌の乾燥
・くすみ
・目の疲れ
・イライラ
・からだのダルさ

“肝”は”眼”の働きとも関連がある為、”眼”に関するからだのトラブルなども出てきやすくなります。
このような症状は出ておりませんでしょうか。

“肝”の働きをサポートするためには、「酸味」と「血液の調整を行う、補血作用」のある食材を

取り入れるのがポイントとなります。

そこで、「酸味」と「血液の調整を行う、補血作用」のある食材を用いて、
レシピを作成いたしました。

栄養たっぷりのお野菜を用いて、からだの内側からケアしていきましょう♪

ほうれん草とささみの彩りあざやか♪~鉄分補給メニュー~

【材料】4人分

  • ほうれん草(3cm幅)  100g(約1袋)
  • しめじ(石づきを落とし、手で小房に分ける) 50g(1/2パック)
  • にんじん(細切り) 20g(約3cm)
  • 赤パプリカ(細切り、長さ半分)  30g(約1/4個)
  • 鶏ささみ(筋を取り除く) 80g
  • 水 1000ml※鶏ささみ下処理用
  • 酒 大さじ1※鶏ささみ下処理用
  • 生姜(すりおろし) 5g※鶏ささみ下処理用
  • A醤油糀 大さじ1
  • Aオリーブオイル 大さじ1
  • A梅干し(種を取り除き、たたき梅にする) 10g(大きい梅干し約1個分)

 

【手順】

  1. 鶏ささみの下処理用に、鍋に水、酒、生姜を入れ、沸騰させる。沸騰した状態で鶏ささみを入れ、弱火にし2、3分火にかけたら火を止め、蓋をし、20分ほど蒸らす。予熱を取り、細かく割いたら下処理完了です。
  2. 鍋に大さじ2の水(分量外)、しめじ、人参、ほうれん草を入れ、ひとつまみの塩(分量外)を入れ、全体がしんなりするまで弱火で蒸し煮する(鍋の蓋は閉める)。ほうれん草が青々としてきたら、途中で取り出す。
  3. ボウルにAを混ぜ合わせる。
  4. ②に下処理したささみ、パプリカ、①を入れる。
  5. 全体をよくかき混ぜて完成。

■お野菜のチカラ~肝をいたわる、補血作用のポイント~


●ほうれん草
・・・鉄分が豊富なお野菜。β-カロテン(粘膜強化などの効果)や、鉄分の吸収率を上げてくれるビタミンCも豊富。
ビタミンCは、ビタミンEと一緒に摂取すると、吸収率が上がります。

●しめじ・・・きのこ類は食物繊維が豊富で、腸内環境改善に役立ってくれます。免疫細胞の70%は、腸内に集中しているといわれています。イライラや疲労を回復させる為には、腸内環境を良くすることも大切です。代謝のビタミンといわれるビタミンB群も豊富で、疲労回復にも期待が出来、イライラ防止にも繋がります。イライラ予防は「肝」の疲労を軽減させてくれます。

●アスパラガス・・・アスパラガスには、「アスパラギン酸」との栄養成分を含んでいます。
アスパラギン酸は、疲労回復効果が期待出来ます。
アスパラガスの旬は「春」になっており、今が栄養価が一番高い時期になります。

●にんじん・・・β-カロテンが豊富なお野菜。体内でビタミンAに変換され、ビタミンAは脂溶性のビタミンになる為、油と一緒に摂るのがポイントです。※脂溶性ビタミンは、油と一緒に摂ると、吸収率がupします。

●赤パプリカ・・・ビタミンC、ビタミンE、β―カロテンが豊富なお野菜。甘みがあり、生食出来るお野菜。ビタミンCは、イライラや疲労を感じた際、多く消費される栄養素です。疲れや疲労を感じる時期は、こまめに摂取が望ましいです。免疫力アップ、美肌効果にも期待が出来る栄養素です。

●鶏ささみ・・・低カロリー、高たんぱくな食材。血液を作るためには、たんぱく質が大切です。また、からだの細胞修復を担ってくれるのは、たんぱく質です。疲労を感じた時にこそ、たんぱく摂取がおすすめです。

●醤油糀・・・発酵調味料。疲労を感じると、味の濃いものを食べたくなる時があるかと思います。そのような時は「発酵パワー」も取り入れることの出来る、醤油糀がおすすめです。発酵パワーで気持ちの安定に繋げます。

●オリーブオイル・・・ビタミンEが豊富。血行促進に効果があり、また便通改善にも期待が出来る良質な油。ストレス対策に効果的な、ビタミンCの吸収を促してくれ、血液の巡りを良くしてくれます。

●梅干し・・・「酸味」の食材。アルカリ性の食材。「肝」の働きを補います。クエン酸効果もある為、疲労回復に繋がります。疲労が蓄積すると酸性へと傾きます。アルカリ性の食材で、からだの中が「酸性化」するのを防いでくれます。

■最後に

手軽に手に入る食材で、からだの内側からケア出来ることは素敵なことです。なかなか意識しないと摂りづらい、お野菜や、たんぱく質が同時に取れるメニューとなっています。「疲れたな、疲労を感じるな・・・」と思われた時にぜひ作られてみてください。

疲れた時は、食事・睡眠など規則正しいリズムに戻してあげる、からだをいたわることが大切です。

少しでも、からだをいたわることが出来ます様に。

mayu

Mayuさん

職業:クッキングサロン講師 大阪府在住 プロフィール

インナービューティー(身体の内から健康に!!)を提唱するクッキングサロンにて、お食事の大切さをお伝えさせていただいています♪
『食べたもので身体はつくられる!!』身体に良いものを食べていれば、
いつからでも生き生きとした毎日が送れるようになります(^^)
美しく健康になれるきっかけ作りをお届けさせていただきます!!

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